『月曜断食』
2019年4月から週に1度の断食を始めて、昨日、105回目を迎えました。
ツイッターでこの『月曜断食』という本を知り、チャレンジしたのですが、飽き性の私が2年以上も続けられた理由は
「やれば確実に体重が減る」
これに尽きます。
1日食べなければ、確実に1kgは減ります。ちなみに私は仕事の連絡が少ない土曜に実行。2年間で56kgから49kgへ、7kg体重が減りました。
最初の2、3回こそ空腹感がキツかったですが、1ヶ月をすぎると慣れ、今では習慣化しています。
本の宣伝ではありませんが、断食のメリットは大きいです。
・断食日は台所に立たないので、その時間を仕事ができる
・空腹感をまぎらわせるために、掃除や片付けをする(きれいになる)
・胃を休ませ、免疫力を上げられる
・胃が小さくなり、少食になる
・外食をしなくなる
・節約できる
週1断食の最終目標は体脂肪を落とし、筋肉量を増やすことです。今の体重を維持しながら、今後は筋トレに励みたいと思っています。
猫の日落語会(天満天神繁昌亭)
昔から、来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、過去の話をすると、鬼が呆れるんでしょうか?
てな枕を振って、またしても過ぎた日の話題です。
2月22日。にゃんにゃんにゃんの日。(2021年ですよ、念のため)ということで「猫の日落語会」(天満天神繁昌亭:大阪)に行ってきました。上方落語の猫好き噺家さんが集まる、年に一度のお祭りです。
〈プログラム〉
「竹の猫」笑福亭飛梅
「壁猫」桂佐ん吉
「猫の脂」笑福亭松喬
「猫すねちゃった」(桂文枝作)笑福亭右喬
古典落語の猫バーションあり、新作ありのにぎやかな会です。
佐ん吉さんの「壁猫」は、山●組が経営する洋品店が舞台。店の壁に猫がハマってしまい、コワモテのオーナーに恐る恐る救出を頼むという話。実はオーナー、大のネコ好きだった(実話だそうです・怖)
「はにゃしか美術館」は、出演者が飼い猫を描いた絵を披露。みなさん、味があってうい!驚きました。特に松喬さんのヒナちゃん(ハチワレ)は玄人レベル。トリを務めた右喬さん、なんと22匹もの猫を飼っているそうです!いやー、ぜひお宅をのぞいてみたいものです。
大名古屋らくご祭2020(名古屋市民会館)
またしても昨年の話題。しかも毎度おなじみの落語ネタで失礼いたします。
2020年12月24日といえばクリスマスイブ。
にも関わらず「大名古屋らくご祭2020」(名古屋市民会館)へ行ってきました。毎年恒例になっているSWA (創作話芸アソシエーション)のメンバー4人による新作落語の会です。例年は、4人がそれぞれのネタを口演するのですが、今回は趣向が変わっていまして。
柳家喬太郎「八月下旬」
春風亭昇太「心をこめて」
林家彦いち「泣いたチビ玉」
三遊亭白鳥「奥山病院奇譚」
実はこの会には、「ブレンドストーリー」というサブタイトルが付いていたのです。4つのネタが1つのストーリーになっていた、という妙技。なかなか高度なワザです。
4人ともまったく違う個性の持ち主ですが、見事につながっていて、改めてSWAの実力に脱帽でした。
再結成したSWAは、2020年、全国ツアーを予定していたそうです。しかしコロナのせいで中止に追い込まれ、ようやく舞台に立てたのが、この会だったと。初日にして千秋楽、と自虐ネタで会場を沸かせていました。
今年はコロナの影響で、各地で落語会が中止になり、落語を聴く機会がめっきり減りましましたが、最後の最後にうれしい出会いでした。
いくのまち歩き
2月19日「いくのまち歩き」に初めて参加しました。大阪・生野区に19ある小学校区を月に1度歩くツアーです。案内してくれたのは、生野まち歩き案内人の木村和弘さん。2月は「生野南小学校区」でした。
同じ区に住みながら、縁のなかったエリア。初めて知ることばかりで、なかなか勉強になりました。お天気が良く、久しぶりに体を動かしたので、良い息抜きにも。
歩いたのはこんな場所です。
チョコエッグでおなじみのフルタ製菓。本社が生野区にあるとは、まったく知りませんでした。
鉄道ファン垂涎の百済貨物ターミナル駅(旧:百済駅)。大阪では唯一の貨物駅です。展望ブリッジもあり、テッちゃん歓迎ぶりを実感。
ていねいな作業で全国から注文が来る生田ランドセル。ものづくりの生野区ならではの会社です。
大国フーズは業務用の青果店ですが、
実は「ドライブスルー八百屋」として人気だそうです。野菜や米、卵が格安で買えるとあって開催日には行列が絶えないらしいです。私も行ってみたい。
他にも昔ながらの駄菓子屋さんもあり、気分爽快の一日でした。
大阪落語祭(大阪松竹座)
今年になってブログの更新がすっかりご無沙汰になっています。これではイカン!と猛反省。週に1回、いや、それ以上更新していこうと決意しました。
書きたいネタはたくさんあるのですが、時間がない。そんな言い訳は、かっこ悪すぎますね。なので、がんばります。
ということで、いきなり昨年の話題を(汗)
2020年12月1日、大阪落語祭の開幕公演(大阪松竹座)へ行ってきました。1ヶ月にわたって繰り広げられる落語祭の初日とあって、上方落語の金看板が勢揃い。これだけの顔ぶれが一堂に集まるのは、初めてだそうです。
「四人癖」 笑福亭鉄瓶
「掛け取り」 桂米團治
「蜆売り」 桂福團治
〈口上〉 福團治 さこば 文枝 八方 文珍 仁智 鶴瓶 米團治
「癇癪」 笑福亭鶴瓶
「赤とんぼ」 桂文枝
80歳になる福團治師匠の「蜆売り」が実に良かったです。
冬の船場を舞台にした人情噺。長い人生を歩んできたからこそ醸し出せる味わいがありました。
文珍、鶴塀、文枝の師匠方も負けじと新作落語を上演。中でも文枝師匠の「赤とんぼ」は、笑いを取りつつ童謡への郷愁を描いた作品で、改めて歌詞の美しさを感じました。
2007年の大銀座落語祭で、文枝師匠(当時は三枝)の「大橋節夫物語」という新作落語を聴いたことがあります。大橋さんは日本のハワイアンの草分けと言われる歌手。その生涯を綴った一代記でした。この口演でも音楽を巧みに使っていて、感動した記憶があります。
死生観光トランプ
「死生観光トランプで遊ぼう」というイベント(大阪・應典院)に参加しました。
えええ、死生?観光?何じゃそりゃ!って感じですが、これがなかなか面白かったのです。世界各地の葬送習俗を記したトランプでゲームをするという風変わりなイベントで、自分の死生観を考えるのが目的だそうです。
観光家・コモンデザイナーの陸奥賢さんがアイデアを出し、京都の若手僧侶グループ「ワカゾー」がトランプ制作を担当。
実はワカゾーの皆さんは、死生観を考える「デスカフェ」を開催しており、その席をもっと盛り上げたいと思い、トランプ制作を考えたそうです。
52枚のカードを見ながら、世界にはいろいろな葬送があるもんだななぁ……と感慨深かったのですが、中でも驚いたのがこの3つ。
「赤子が死ぬとバナナの葉に包みアリ塚へ葬る『蟻葬』」(アマゾン)
「死者の骨から肉を削ぎ、食べてパワーを引き継ぐ」(オーストラリア)
「葬式でストリップ」(台湾)
いやはや、スゴイ。
この死生観光トランプ、以下のページに詳しく載っています。トランプもダウンロードできますので、ご興味のある方いかがですか。ちなみにQRコードを読み込めば、詳しい説明を見ることができます。
ノンフィクションの名著を読む
2021年もすでに立春が過ぎてしまいましたが、今年の目標は、ノンフィクションの名著を読むことです。
そこで参考として、この2冊を図書館で借りてきました。
『人間の事実Ⅰ』柳田邦男著(2001年)
柳田氏の著作は、戦後日本にノンフィクション列伝と言って良いほどの充実ぶり。全2巻に1,000冊近い作品が紹介されています。
武田氏の本は、ここ20年ぐらいのノンフィクションを挙げながら、その推移を概観する構成になっています。こちらは秀作だけでなく、問題作にも言及しており、事実を書くことの難しさを実感しました。
この2 冊を参考にこれから読んでみたい本をリストアップ。
沢木耕太郎『テロルの決算』
鈴木俊子『誰も書かなかったソ連』
志垣民郎『内閣調査室秘録』
とりわけ気になっているのが、渡辺一史『北の無人駅から』という一冊。
渡辺さんは『こんな夜更けにバナナかよ』で大宅賞を受賞した北海道在住の作家ですが、この本では北海道の廃線になった駅を訪ね、そこに暮らす人々の暮らしを記録した傑作だそうです。