スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

つれづれ

死生観光トランプ

「死生観光トランプで遊ぼう」というイベント(大阪・應典院)に参加しました。 えええ、死生?観光?何じゃそりゃ!って感じですが、これがなかなか面白かったのです。世界各地の葬送習俗を記したトランプでゲームをするという風変わりなイベントで、自分の…

クマチカさん、スミカズさん

連休中、二つの展覧会へ行った。 ひとつは「熊田千佳慕展」(伊丹市立美術館)。「日本のファーブル」と呼ばれ、昨年99歳で大往生を遂げるまで現役として活躍した、通称「クマチカさん」長命な画家といえば、105歳まで生きた小倉遊亀や94歳で亡くなる直前ま…

花の時季

脳内が桜モードから平常モードへと、ようやく落ち着きつつある今日このごろ(遅い)「春のおどり」で道楽魂の火がついたのか、このところ遊んでばかりです。先週は大フィルのコンサート、唐組の上映会、そして今日は久々にタカラヅカ。この時季の「花のみち…

大フィル初体験

大阪フィルハーモニー交響楽団の「星空コンサート」へ行く。私にとっては、初めての大フィル。以前から一度聴いてみたいと思っていたのだけれど、長らく住んでいた愛知県は、名フィルの牙城という環境もあり、大フィルの演奏をナマで聴ける機会は少なかった…

「近況」にすらなってないけれど

「年度末」ってものに振りまわされる職種ではないものの、このところ、クビがまわりません。ふう。 3月末までは、この臨戦態勢が続きそうな状態。こういうときに限って、観たいもの聴きたいものがヤマのようにあったりする。くやしいねえ。 桜の開花と「春の…

名古屋の道路

ひさしぶりに名古屋へ行ってきた。目的は中日劇場での宝塚月組公演。キリヤンのトップお披露目である。感想は改めて書くけれど、期待値が高かっただけに、不満が残る結果となってしまった。 さて、半年ぶりに名古屋を歩いて感じたのは、自分でも意外でしたが…

近況

先月末から急転続きのスケジュールに翻弄される毎日だった。どうにもこうにも心の余裕がなくなって、ハタと気づけば、もう2月半ば。 今朝、ひさしぶりにテレビを見たら、バンクーバー五輪なるものをやっている。ボーゼンとしてしまう。そうか、今年はオリン…

本を読む意味

私にしてはめずらしく、静かに本を読む日が続いている*1。電子書籍もいいけれど、寒い時季には紙の質感がうれしい。手ざわりに癒されるというのだろうか。 全体が沈むのと、個人が浮き上がるのは、別のことであるだけでなく、むしろ「何事もやりやすくなる」…

思案中

2002年6月、朝日新聞「天声人語」を定点観測せんと始めたマイ日記。「はてな」に移った頃にはすっかり趣味三昧の道楽ブログになっていたので、硬派な過去(?)を知る方も少ないと思いますが、そう、最初はマジメな社会時評だったのです、このブログ。 とい…

終身役役

大して忙しいわけではないのに心がざわざわする。落ち着かない。そんな年の瀬を過ごしていたところ、今朝、ワシャさんの日記を読んで、大きく首をたれた私。 「物と相いさからい相いそこなわば、その行きつくすこと馳するが如くにして、これを止むるなし、ま…

碩学が語るOSK

先月のことだが、10月1日 「月刊島民ナカノシマ大学」のキックオフセミナーに参加した。「21世紀懐徳堂プロジェクト」と名付けられた、この市民大学、なにやら面白いことが始まりそうな気配を感じ参加してみたのである。 「懐徳堂」とは、江戸時代から明治の…

清涼な風

明け方、窓からひんやりした風が入り、その清涼さに驚く。今日は最高気温31度。空気が乾いているので、なんとも心地いい。8月とは思えない。

プチつぶやき

ここ一週間、ちょっと忙しい日々。ゆるゆるモードに慣れきった身に、軽〜くむち打って、がんばっております。

トカラ列島

友人Nくんが我が家へ遊びに来た。 Nくんは、数年前に知り合った旅仲間。先月半ばに仕事をやめ、現在、日本列島縦断の途中である。巨大なリュックに、テント+寝袋+七輪の3点セットを入れ、気ままなひとり旅だ。北海道を皮切りに本州、四国、九州をめぐり、…

川風の幸福

所用あって難波へ。で、用事を片付けた後、そそくさと中之島へ向かう。 じつは昨日から中之島でOSK・高世麻央の公演『Blue amber』が行われている。せっかくだからと、会場のABCホールへ足をのばし、ホールの「外観だけ」拝んでみる私。うーむ、我ながら行動…

16年前の松尾スズキ

時間ができたので、部屋の整理を開始。 大量のビデオを処分すべくチェツクしていたら、懐かしきドラマ『高校教師』(1993年 TBS)の録画テープを発見。誘惑に勝てず、第1回分を見てしまったんですが、劇中、どこかで見たような顔が…… え、まさか!? ドラマ…

花をあきらめて

新年度最初のタイトルが「あきらめて」ってのも、どうかと思うが、いま、そんな心境。 3月末で大きな仕事が終わった。それを待っていたかのように、4月1日、風邪をひいてしまう。かなり重症。ほぼ一週間、薬を飲んで天井を見つめる毎日。暗澹たる時間を過ご…

つぶやき

先週末は松竹座でOSK「春のおどり」。その後、年甲斐もなくボーリング大会に参加して筋肉痛に見舞われ、金曜日には全身ヨレヨレ状態で宝塚ホテルへとなだれ込み、キリヤンのディナー・ショーを堪能(良かったああああ!)。昨日は名古屋で落語会。で、今日は…

がんばるぞ

先週末は真冬のような寒さ。一転、今日は春を通り越して、もはや初夏の陽気。暑い。あまりの暑さに仕事先ではいきなり冷房稼働。いやはや身体がついていきません。その上、花粉と黄砂のダブルパンチ。ダウン寸前です。あぁ、今週末は「春のおどり」を観に行…

何も変えない

このところテレビを見ても雑誌を開いても、節約特集が目立つ。この「一気呵成ぶり」が、まことに日本らしい。かくいう私も昨秋から仕事減。ただいま緊縮財政の身。なので、己の生活を省察してみた。 しかし。もう、これ以上、節約しようがない。その事実を確…

作家と政治家

村上春樹、エルサレム賞を受賞。 授賞式の堂々たるスピーチに見入ってしまう。さすが世界文学の雄、シンプルな言葉で的確に思いを伝えている。真摯で簡潔。老師の説教のような名スピーチだったと思う。 「作家は自分の目で見たことしか信じない。私は非関与…

春が来た

2009年始動。「いまごろ?」って声が聞こえそうだが、今年は「ゆるゆる」を座右の銘とすることにした。ゆるゆると歩き、ふらふらと道草を喰い、ひょうひょうと人生を味わっていく。そんな一年を目指そうと思っている。なので、ちょいと遅まきの始動です。 こ…

あたたかな一夜

大学時代の友人と、ささやかな食事会を開く。 大学卒業以来、20年以上続いている師走の恒例行事だ。途中、メンバーの結婚、転勤、療養などで中止の危機はあったものの、今年もなんとか旧友とテーブルを囲むことができた。しみじみとうれしい。 思いおこせば…

つぶやき

なかなか日記を書く余裕がありませんでした。 自動車産業の巨大ピラミッド。そのおこぼれに預かっていた私も、今回の大崩落で日々激震に見舞われております。この一ヶ月は、まさにジェットコースターのよう。なんとか最悪期は脱出したか……いや、これから何が…

素晴らしき断酒生活

作家の鈴木輝一郎氏が断酒を実行中だ。ご本人がウェブサイトで報告されているんですが、現在、断酒期間の記録を更新中とのこと。アルコール依存症の専門外来へ通い、断酒会にも参加し、がんばってらっしゃる。 鈴木氏の決意を見て、お母様も長年愛飲していた…

太郎と次郎

いやー、めでたい、麻生太郎の総理就任。 なんたって、宮沢喜一以来の「童顔」総理の誕生だ。この国の行く末は置いといて、童顔ウォッチャーとしては、まことに慶賀すべき記念日である。 さっそく記者会見をチェック。 麻生さん、もうすぐ七十歳とは思えない…

美少年に泣く

美少年にやられた! 汚染米の不正転売事件。報道によると、日本酒「美少年」にも農薬アセタミプリドに汚染された米が使われていたという。 実は私「美少年」が大好きで、二十代の頃から愛飲してきたんですよ。それが、農薬入りの酒だったとは……ショックが激…

人生の九月

何十日ぶりだろう、こんなに爽快な空は。ようやく初秋の風が吹くようになった。あまりに心地よいので、仕事を放り出して海へ行きたくなる。 先日、宝塚雪組の舞台「マリポーサの花」のことを書いたんですが、劇中に「Sabor A Mi」という歌が登場した。「Sabo…

二学期は始まらず

猛暑→豪雨→酷暑→豪雨。怒濤のサイクルで過ぎていった今年の夏。最後になって、我が街は歴史的な豪雨に見舞われ、全国ニュースのトップを飾る(?)までになってしまった。年間降水量の三分の一が、わずか三日で降ったそうな。雨というより、空から水の塊が落…

論語と聖火

北京オリンピックの開会式。まさに、チャン・イーモウ・ワールドでしたね。人海戦術による怒濤のチャイナ・クラシック・ショー。クラシックばかりで、近代史が皆無だったのは、大方の予想通りでしたが。 聖火で「十八番」を使うとは! そう来なすったか、チ…