スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

ライティング

あの頃のこと ー『2016年の週刊文春』

『2016年の週刊文春』を読みました。著者は柳澤健さん。花田紀凱編集長の「週刊文春」「ナンバー」編集部に在籍後、2003年に独立し、ノンフィクション作家として活躍する方です。 文藝春秋社の軌跡を追いつつ、週刊文春の創刊から現在までを克明に綴った一冊…

尾道ライター・イン・レジデンス

1月に「尾道ライター・イン・レジデンス」という企画に参加しました。半年以上経ってしまいましたが、記録として書いておきます。 この企画は、何らかの執筆活動を行っている人が、尾道のゲストハウス「みはらし亭」に滞在して、創作活動を行うというもので…

図書館のありがたさ

大阪市の図書館が3月初旬から休館している。 当初は3月21日に再開の予定だったが、新型コロナウィルス感染が拡大して、4月3日まで延長された。西区の中央図書館をはじめ、24区にある分館もすべて閉鎖。 大変困っています。 仕事の資料は、ほぼ図書館で借り…

「圏外編集者」という生き方

先日、関西ライターズリビングに行ってきました。 この会は、ライターや編集者などライティングに携わる著名人を招いて、その仕事術をうかがう会です。9月のゲストは、編集者・ライターの都築響一さん。「圏外編集者」というタイトルがふさわしい、まさに異…

ゆるすまち、ゆるされるまち

4月から6月まで、プロライター道場という勉強会に通いました。その修了課題として大阪の西成にある「釜ヶ崎芸術大学」を取材して記事にしました。 ダイヤモンド・オンラインに掲載されているのは短縮版でして、こちらが完全版になります。お時間がありまし…

詩と死

釜ヶ崎芸術大学の詩の講座に参加しました。8月は特別編として「應典院」(大阪・天王寺区)の墓地で開催。夜は入れない場所ですが、住職の計らいで特別に入ることができました。 ビルに囲まれながら、そこだけは真っ暗な墓地。死者と生者をつなぐ不思議な空…

カキフライ理論

4月から「プロライター道場」という勉強会に通っている。そこで「カキフライ理論」で自己紹介文を書け、という課題が出た。 カキフライ理論? なんじゃそりゃ? 調べてみたら、村上春樹さんの言葉だった。村上さんに「自己紹介が書けない」という質問をした…

文章は素材が9割

ノンフィクションやビジネス書を読んでいると、「この本、わかりやすいなぁ」と思うことがある。奥付けを見ると、構成「上阪徹」と記されていることが多い。 そんな上阪さんが、自分の文章術を披露した『10倍速く書ける超スピード文章術』。これがすこぶる面…