スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

落語

嵐の銀座で聴いた声

台風4号をものともせず、一路、東京へ。ふふふ、今日から3日間、落語漬けである。今年も馳せ参じた大銀座落語祭。しょっぱなから衝撃的な高座に出会いました。本日は、衝撃ゆえに長文(かつ乱文)でありますことをお許しください。 ■王子ホール 桂文福「お笑…

あこがれの袴姿

ようやく平日、かかりつけのS医院へ。バスと電車を乗り継いで片道1時間。その後2時間待って、3分診療。病気になるな、ということか。 土曜の日記に関して、ちょっと訂正を。柳家喬太郎が、中学時代の思い出として古谷一行のレコードを挙げたことを書いた。趣…

ラジオ・デイズ

朝、起きられず。一日、パジャマのまま過ごす。完全に病人。『蟹工船』の毒がまわったか。 VDT症候群に罹ってから、ラジオを聴くようになった。音だけ、というシンプルさが、不健康な身体にちょうど良いのだろう。不思議なもので、聴覚を働かせていると「創…

ぬらりひょん落語

「当代落語家の中から、ひとり選んで考察せよ」 もし、そんな原稿依頼が舞い込んだら「この人だけは勘弁願いたい」という落語家がいる。 春風亭昇太だ。 華やかで明快。抜群におもしろい人気者。古典新作とも自在に操る売れっ子。対象としては何の不足もない…

おかえりなさい

顔を見たかった人がいる。今年のうちに。どうしても。 柳家三太楼改め、三遊亭遊雀。 落語ファンはご存知だろうが、三太楼は今年、師匠であった柳家権太楼のもとを去った。破門である。どんな経緯があったのかは知らない。師弟の間は「奈落」のようなもので…