スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

人智を超えたひと

bluesnake2008-06-25



先月来、人生最高といってもいいほどの忙しさに襲われ、完全にひからびております。どう画策してもライブに行く時間が取れず、完全に「ヤク切れ」の状態。あぁ、舞台の熱、色、音が恋しい。本当に恋しいです。


先日。あまりにも心がカサカサになってしまった日、ふらりと近所のレンタルビデオ店へ。そこで見つけたのが、宝塚歌劇のビデオ。1990年代半ばの公演記録が30本ほど。ふーん、昔の舞台か、試しに見てみるか……なあんて軽い気持ちで借りたのが、あなた、地獄への扉だったというわけで。


もう、ハマったのなんのって。ナマの舞台を観ているので、免疫は保持しているつもりだったんですが、完全にやられちゃいましたね。90年代のタカラヅカは濃いです。ゴージャズでバブリーな時代だったせいか、スターの濃度が今とは違うんですね。


特に強烈だったのが、1995年のもの。天海祐希一路真輝麻路さき真矢みきがトップの時代。真矢みきのエンターテイナーぶりに惚れ、一路真輝の歌に感動し、天海祐希の匂いたつような美しさに酔い、そして、麻路さきのオーラにノックダウンされました。


とりわけ、麻路さき


この人は「究極の男役」と讃えられたトップスターで、素顔は優しげな美女なのに、舞台に立つや、色男オーラが全開。失礼ながら歌も発声もイマイチだし、ダンスもさほどキレがない。なのに、滅茶苦茶カッコイイのですよ。流れるような美しい動きと、大らかな包容力。人智を超えた色香というのでしょうか、言葉にできない魅力を放っているんですね。これぞ、スター、という輝きです。


あぁ、ナマで観たかった。出逢うのが遅すぎた。あまりにも。心の底から後悔する今日この頃です。


それから、天海祐希


天海姐さんは、洋物よりも和物が似合うと発見。瓜実顏といい、涼やかな目元といい、白塗りがこれほど似合う役者は、日本広しといえど、ちょっといないんじゃないか。この人、根本は歌舞伎役者ですね。歌舞伎座の舞台に立ってほしいぞ、と妄想炸裂。「切られ与三」を演ってくれたら、わたくし、一ヶ月通いますとも。


というわけで、懐かしの宝塚スターさまに活力をいただき、ハードな日々を乗り切っております、今月。