スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

初日祝い

bluesnake2008-07-11



「ガッキィファイター」から続報メールが届く。日垣さんの入院は、持病に由来する発熱だったそうだ。とりあえず、厄介なウィルス感染ではないとわかって、ホッと一息。全快するまでは、無理をしないください。


さてさて。今日は、OSK日本歌劇団南座公演「レビュー in Kyoto 2」の初日。


今年は、源氏物語の千年紀ということで、演目は「宇治十帖」を題材とした「源氏千年夢絵巻 輪舞曲 薫と浮舟」。初日に駆け付けたファンの方のブログを読むと、娯楽色が濃厚らしく、一気に期待が高まる。


なんと薫の君が、サンバで踊る!
宮仕えの男たちは、スーツ姿!


うーむ、想像できません。なにか超越した感が……。しかし、こういうカラっとした破壊力こそが、OSKの魅力。思い切り突き抜けてほしいです。


私もほんの2ヶ月前までは、「OSK? 女性のレビュー劇団でしょ。宝塚と同じよね」なんて考えていた人間のひとりなんですが、いやいや、一度観れば、両者のカラーの違いは歴然。宝塚が可憐なスミレならば、OSKは深紅のダリア。宝塚が花の都フィレンツェならば、OSKは港街ナポリ。好みは人それぞれだけど、小劇場好き、バンド好きって方には、OSKの方がオススメでしょうか。


そうそう、奇しくも秋の宝塚月組の公演「源氏物語千年記 夢の浮橋」も、同じ宇治十帖モノなんですね。ひとつの原作が料理法によって、どう変化を遂げるのか、興味津々。


夜、仕事でヨレヨレになった老体に鞭打って、自宅でビデオを見る。「男はつらいよ 寅次郎わが道を行く」(第21作)


この作品、寅さんのお相手が、木の実ナナ扮するレヴューの踊り子。ということで、劇中にSKDの舞台が出てくるんですね。今はなき浅草・国際劇場の巨大空間で繰り広げられるレヴューの壮観なこと。フィナーレに「桜咲く国」が登場するので、その場面を初日のお祝いにと、じっくりと鑑賞(「桜咲く国」は、OSK恒例の「春のおどり」のテーマソングして生まれた曲ですが、後年は姉妹劇団SKDも使用していました)。「桜咲く国」って、やっぱり名曲だわ。