スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

16年前の松尾スズキ


時間ができたので、部屋の整理を開始。


大量のビデオを処分すべくチェツクしていたら、懐かしきドラマ『高校教師』(1993年 TBS)の録画テープを発見。誘惑に勝てず、第1回分を見てしまったんですが、劇中、どこかで見たような顔が……


え、まさか!?


ドラマの冒頭、ヒロイン桜井幸子が駅に降り立つ。定期券を見せ改札を通ろうとした瞬間、ひとりの駅員が桜井を制止。だれあろう、この駅員が、松尾スズキ! いやー、知らなかった。クレジットを確認したら、ちゃんと名前がありました。


16年前だから「大人計画」を立ち上げ、話題になりつつある頃か。こんなバイト(?)で生計を立てていたのね。この出演歴、さすがに公式プロフィールにも、ウィキペディアにも載ってない様子。


松尾氏はチョイ役ではあるものの、じつに重要な役どころ。彼が定期券の不備に気づいてヒロインを呼び止め、トラブルが発生する。そこに偶然通りかかった生物教師の真田広之が、彼女を窮地から救う。これがきっかけで桜井は真田に好感を抱くようになるのだ。つまり、実直な駅員・松尾青年がいなければ、のちに心中にまで発展する禁断の恋は始まらず、ドラマも成り立たなかった(?)というわけ。


ま、世間的にはどうでもいい事実なんですが、わたくし的には、ほぉー、そうだったのか、松尾さん、アンタも罪作りなヒトやの〜(笑)


それにしても『高校教師』の出演者陣、今もがんばっていますね。桜井幸子は着実に女優道を進み、アラフォー・ドラマの主役を演るようになったし、真田広之は今やハリウッド俳優。赤井英和京本政樹もそれなりに活躍している。でもでも、全出演者のなかで当時から一番出世したのは、どう考えても松尾スズキ先生に違いない。


こんなトリビア発見に小躍りし、せっせとブログを書いてるので、部屋の整理は、まったく進まず。涙目になっております。自業自得だよ。