ご無沙汰してます
談春の落語を聴いていない。もう一年近くも。
手帳によると、最後に聴いたのが、去年の5月24日。喬太郎と競演するというので、雨の中、片道2時間かけて出かけた岐阜県・各務原での落語会。談春は「寝床」、喬太郎は「ちりとてちん」、両名とも抱腹絶倒の高座だった。合間に珍しくトークコーナーがあって、喬太郎が談春のことをサラリと「アニさん」と呼んでいた。そうか、考えてみれば、二人とも柳家小さんの孫弟子だ。同門なんだ、と感じ入った記憶がある。
あれ以来のご無沙汰。
いや、聴きに行く気は満々なんです。でも、チケットが取れやしない。『赤めだか』以降、談春チケットは完全にプラチナ化。東京、名古屋、大阪で開かれる会は、発売一瞬にして完売だし、ヤフオクじゃ驚くような値がついていたりする。かといって、地方遠征は交通費、宿泊費を考えると、現状無理。となると、指をくわえて我慢するより他にない。
そんなこんなで、もう一年。ナマ談春師にお目にかかれず。
思い起こせば、2006年の「談春七夜」。当時はまだ普通にチケットが手に入った。千秋楽を含めて3日通ったけど、チケットはすべてローソンで定価で買ったものだった。
いや、その2年前には当日券だってあったのよ。月例の独演会に、ふらりと立ち寄ることだってできたのだ。あぁ、夢のような日々。
嘆いても始まらないので、今後に賭けるべく、夏以降の予定をチェックしてみた。えっ、8月にディナー・ショー? 新阪急ホテルで? 師匠、それほとんど、宝塚スターですって(笑)