スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

ママチャリ主義

bluesnake2009-06-13



このところ、自転車にハマっている。


わが愛車は、ママチャリ。5800円で買った中古の買い物自転車だ。タイヤは26インチ、変速機なし、でっかい前カゴ付きの、オバちゃん仕様である。


これまでは、駅やスーパーへ行くため2、3キロの距離を走る程度だったのだが、ヒマにあかせて、ある日、隣町へ遠出してみた。行けた。翌日、そのまた隣町へ。なんとか行けた。こんな具合に、じわじわとエリアを拡大していくうちに、あら不思議、10キロ、20キロ走れるようになったのだ。


自転車乗りの方から見ると、20キロなんて子どもの遊びみたいなものだろうが、運動音痴、体力なしの私にとっては、かなりの快挙。いや実際、ママチャリで20キロってのは、相当なキツさですよ。最初は筋肉痛のため、翌日まともに歩けなかったぐらい。でも、鍛錬の成果あってか、それとも老体がママチャリになじんだのか、平気になってきた。この歳になっても、人間、鍛えられるものだ。


せっかく乗るなら、スポーツ・タイプの自転車にすれば? そう友人には呆れられるが、いいえ、断固ママチャリなのである。


3年前、仕事仲間に誘われて「鈴鹿エンデューロ」という自転車レースに参加した。私はマウンテン・バイク部門での出場だったけど、一緒にコースを走っていたママチャリ部門のみなさんが、かっこ良かったのだ。ママチャリなのに、本格装備。ママチャリなのに、ものすごいスピード。中にはロード・バイクを追い越す強者もいて、そのバカ真剣ぶり(ホメ言葉)にしびれたのだ。以来、私もママチャリで鈴鹿サーキットをぶっ飛ばしたいという野望を持っておるのですよ。


最近は、ママチャリ専門のレースもあるようで、これにもちょっと惹かれる今日このごろ。