スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

立川談志、年内休養

立川談志が、年内いっぱい休養することを発表した。公式サイトによると「8月下旬に医師の診察を受けたところ、『糖尿病により約3ヶ月の外来治療、入院治療、および自宅治療を要する』と診断されました。協議の結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、9月から年内の全てのお仕事をキャンセルさせて頂くこととなりました」とのことだ。


ようやく休んでくれますか……というのが実感。先日見た「桂枝雀生誕七十年記念落語会」(名古屋・中日劇場)でも体調の悪さは手に取るようにわかった。舞台袖から高座へ歩くこともままならない状態だった。にも関わらず、9月から10月にかけての出演予定を見ると、普段にも増しての仕事量。独演会も立て続けにある。いったいどうやってこなすのだろう、と思っていたのだ。


喉に持病がある上に糖尿病。年齢的にも全快はむずかしいだろう。ならば、病気をうまく手なずけてほしい。病気と闘うのではなく、連れ添う手段を見つけてもらいたい。そのためには多少の「体力」が要る。体力をつけるためにも、しっかりと休養してください。時間を取り戻し、己の身体と向き合ったときに、立川談志が何を見出すのか? 人生の坂を緩やかに下り始めた身としては、その点が楽しみだったりもする。