スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

真田幸村


青空がまぶしい三連休の初日。大阪城でOSKの公演を観た。真田幸村〜夢・燃ゆる』。場所は、大阪城の西の丸庭園。そこに特設された「野外ステージ」でミュージカルを上演すると聞いて、正直、一抹の不安を抱いていたのだけど、いやぁ、まったくの杞憂だった。野外、いいです。OSKに似合います。天守閣が見下ろす広大な広場。そのスケールにぴったりの迫力あるステージだった。


なんといっても桜花昇ぼるの歌声。その力強さ、包容力が晴れ渡った秋空に、実に似合うのだ。アウトドアが似合うレビュー・スターって、ちょっと他にいないかもしれない。一端歌いだすと、そこが原野であれ草原であれ、たちまち舞台と化す。桜花さんて、そんなスケール感と求心力を持っている人だと感じた。いや、ファンの贔屓目かもしれないけれど、この人、スゴい舞台人だわ、と改めて思いましたよ。


そして、娘役たちがカッコイイ。中でも、真田軍に加わる女兵士役の朝香櫻子の凛々しさには目が釘付けだった。舞台の朝香さんはこれまで何度も観てきたが、今日のシャープな動き、ブレのない殺陣は見事の一言。出演者が少ないこともあって、他の娘役さんも男役(兵士役)で登場する場面が多々あった。が、どの人もきっちりと演じ分け、かなり複雑な殺陣も「男役の動き」でこなしていたのは、これまたスゴいと思った。


来年1月に行われる完全版の「YUKIMURA」、ますます楽しみになってきたなあ。