「錦木検校」聴きくらべ
落語ネタが続いて恐縮ですが、今回も懲りずに。
先日、笑福亭鶴瓶さんの独演会に行ってきました。悪天候にもかかわらず、人気者とあって会場の森ノ宮ホールは満員御礼。
冒頭、洋服姿で立ったまま、30分のトーク。次から次へとネタが飛び出す圧巻のしゃべりでした。フリートークの面白さは、『鶴瓶・上岡パペポTV』の頃からさらに進化しておりました。
鶴瓶師匠の口演は何度か聴いたことがあるんですが、古典は初めて。明烏はネタおろしだったそうです。
本寸法の師匠方に比べると、やや見劣り…いや、聴き劣りがするのは仕方ない。とりわけ有名な噺ばかりなので、まだ自分の物にできていないのだろう。そんな印象を受けました。(ちなみに本格的に落語を再開して、まだ10年そこそこだそうで)
「錦木検校」は、柳家喬太郎の口演がきっかけとなって、稽古を始めたとのこと。
https://www.1101.com/tsurube3/2011-01-01.html(ほぼ日より)
この噺、実に年季の要る人情噺なんですが、喬太郎版はなかなか堂に入っています。ご興味があれば、一度聴いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=vGC8U0Ce41U
テレビにラジオ、映画、ドラマと忙しい鶴瓶師匠。落語をいつ稽古しているのか? 忙しいからできるのか? ズボラな私は考えさせられました。
ちなみに鶴瓶師匠の主演映画「閉鎖病棟」が11月公開だそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=To-5NwmBGRY