スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

ノンフィクションの名著を読む

 2021年もすでに立春が過ぎてしまいましたが、今年の目標は、ノンフィクションの名著を読むことです。

 

そこで参考として、この2冊を図書館で借りてきました。

 

『人間の事実Ⅰ』柳田邦男著(2001年)

現代日本を読む』武田徹著(2020年)

 

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柳田氏の著作は、戦後日本にノンフィクション列伝と言って良いほどの充実ぶり。全2巻に1,000冊近い作品が紹介されています。

 

武田氏の本は、ここ20年ぐらいのノンフィクションを挙げながら、その推移を概観する構成になっています。こちらは秀作だけでなく、問題作にも言及しており、事実を書くことの難しさを実感しました。

この2 冊を参考にこれから読んでみたい本をリストアップ。

 

石牟礼道子苦海浄土』(未読なのです)

沢木耕太郎『テロルの決算』

鈴木俊子『誰も書かなかったソ連

桐島洋子『寂しいアメリカ人』

立花隆利根川進『精神と物質』

志垣民郎『内閣調査室秘録』

 

とりわけ気になっているのが、渡辺一史『北の無人駅から』という一冊。

 

渡辺さんは『こんな夜更けにバナナかよ』で大宅賞を受賞した北海道在住の作家ですが、この本では北海道の廃線になった駅を訪ね、そこに暮らす人々の暮らしを記録した傑作だそうです。