スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

ヅカメンズ(天満天神繁盛亭)

7月5日(月)「ヅカメンズ」という落語会(大阪・天満天神繁盛亭)に行ってきました。風変わりな名前ですが、宝塚ファンの噺家さんの公演です。東京の立川らく次さん、上方の笑福亭生寿さんが定期的に開いており、今回は、ゲストに林家花丸師匠を迎えての会。

 

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上方落語界には、宝塚ファンの噺家さんがたくさんいて、宝塚の舞台を再現する「花詩歌タカラヅカ」という公演も上演するほど。その初代のトップスターを務めたのが、この花丸師匠なんです。

 

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林家花丸師匠(写真は上方落語家名鑑より)

 

まずは、上方落語の「鉄砲勇助(弥次郎)」を宝塚に置き換えたバージョンを口演。そして、トークがメチャクチャ面白かった!

 

花丸師匠が宝塚を知ったのは、2009年のこと。雪組上方落語「小間物屋小四郎」をベースにした「雪景色」という作品を上演したのですが、その落語指導を依頼されたのがきっかけだったそうです。自分には任が重いと、一度は断ったものの、劇団から、よければ一度舞台を見てもらえませんかとお誘いを受ける。そうして足を運んだのが、ちょうど上演していた「ロシアンブルー」(雪組・2009年)。

 

初めて見る宝塚の舞台に衝撃を受けた師匠。その後、ズブズブと沼に沈み、多い年で年間61回見たこともあったとか。

 

猛者だ!

 

初観劇で、師匠がいちばん感動したのは、舞台の華やかさや芝居の面白さではなく、劇団員の体力だったそうです。3時間近く激しく歌って踊る、そんなパワフルな舞台を1日2回も上演。その「体力」に圧倒されたとか。

 

実は私もそうでした。

 

初めて観たときに、やはり劇団員の体力に圧倒されたのです。(もちろん舞台も良かったけれど)。プロだから当たり前かもしれませんが、生で観ると迫力が違います。

 

最近はあまり宝塚に足を運べていませんが(チケットが取れない)。久しぶりにあの大舞台を観たい。そんな思いを抱かせてくれた落語会でした。

 

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リーフレットは、ご存知「歌劇」のパロディ?

 

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