あけましておめでとうございます。
昨年はあまり更新できず、忸怩たる思いでした。
今年はそのようなことがないよう、頻繁に更新したいと決意しています。
昨年のことになりますが、記録のために書いておきます。
毎年恒例の「大なごやらくご祭」(名古屋市公会堂)に行ってきました。
4日間にわたり繰り広げられる、落語ファンにはうれしいイベントです。
観たのは、SWA(創作話芸アソシエーション)の高座。
SWAは毎年テーマを設定して上演をしているのですが、今年は「古典アフター」。
有名な古典落語の「その後」を4人が創作して口演する趣向です。
演目は以下の通り。
柳家喬太郎「ほんとうは怖い松竹梅」
林家彦いち「厩大火事」
ちなみに白鳥さんの元ネタは、「大工調べ」だそうです。
なぜ「かわうそ島」になったかは、聞いても分かりませんでしたが(笑)
実に破天荒な師匠らしいアフターストーリー。
喬太郎さんの「松竹梅」アフターは、そう来たか!というラブストーリー。
とはいえ、単純な恋物語ではないところが、いかにも師匠らしい。
傑作「カマ手本忠臣蔵」を彷彿させる名作でした。
彦いちさんは「厩大火事」。元ネタをどんどんエスカレートさせていく様子が、なんともいえずに面白い。体育会系の真骨頂です。
昇太さんの「愛宕山」は旦那を見返そうした太鼓持ちが、洞窟で出会った神様のお告げによって、どんどん出世。最後は旦那を雇うようになる、というストーリー。
昇太さんらしい、全身で表現する一席でした。
2022年の楽しい笑い納めになりました。