スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

秋の椿事

bluesnake2007-10-19

久しぶりの日記。
ここ3ヶ月の顛末を報告いたします。


VDT症候群を皮切りに、腰痛、帯状疱疹
今年は病気に見舞われ続けてきた私ですが、8月には貧血症と診断され、さらにお荷物を抱えることに。
とりあえず詳しい血液検査を敢行。結果、血中鉄分の値が「測定不能」なまでに低く、「重篤な内蔵疾患では?」という疑惑が一気に降りかかる始末。
女性は歳をとるにつれ鉄分が減少するんですが、私の場合、それが急激(かつ過激)だったので、さぁ精密検査という事態になったんですね。


レントゲンから内視鏡、超音波と、あらゆる検査に奔走したのですが、それが引き金になったのか、今度が背中が痛みだし、リンパ節が腫れ、急性胃炎、大腸炎と、もう病気のデパート状態。
食欲はないわ、眠れないわ、じっと座っていても辛い、という、なんだか理解不能な状態になってしまって、もうヤケクソ的に、どうにでもなれ、と天に唾棄する毎日を過ごしてきました。


こういう状態になると、私のようなひねくれものでも、来し方を殊勝に振り返りますね。
晩ごはんは遅いし、風呂はカラスの行水だし、運動しようと思いつつ、いまだ実行してないし。
冷え性のくせに薄着だし、ビールはきんきんに冷えてないとダメだし。
あぁ、私って本当にカラダをいたわってなかったのね。すまん、許してください。過ちは繰り返しません。街を歩けて、そこそこ食べられる身体があれば、それでいいですから……(略)



で、検査の結果。
これが、特に異常なし。貧血の原因は、精神的なものなんだそうです。
というか、まぁ、そうとしか診断できないわけですね。
要するにストレス。過重なストレスなんだそうです。


現金なもので、異常なしとわかった途端、背中の痛みも胃炎、大腸炎も嘘のように治りました。
憑き物が落ちたかのように、あっけなく消え去ったのです。
これには、正直びっくり。


現在は治療の甲斐あって、貧血も徐々に快復。
他の疾病も治まって、ホッと一息という状態です。


しかし、四十年以上連れ添ってきたはずの自分の身体。
実は、まったくといっていいほど耳を傾けてなかったんだな、と痛感する今日この頃。
内田樹センセイ流にいえば、「私の身体は、頭が悪い」ってことになるんでしょうね。
猛省の秋です。