スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

2019-01-01から1年間の記事一覧

『月曜断食』その後

2019年の私的ニュースは、断食を始めたことです。 昨年の秋、「ガンに打ち勝つ食生活」という講座に参加したのですが、そこで久しぶりに体重を測りました。 体重計に乗った瞬間、アチャー!マズい、マズすぎる。史上最高の数値を記録していたのです。 なんと…

「錦木検校」聴きくらべ

落語ネタが続いて恐縮ですが、今回も懲りずに。 先日、笑福亭鶴瓶さんの独演会に行ってきました。悪天候にもかかわらず、人気者とあって会場の森ノ宮ホールは満員御礼。 冒頭、洋服姿で立ったまま、30分のトーク。次から次へとネタが飛び出す圧巻のしゃべり…

「ソーゾーシ―」に驚いた

ZAZA(大阪・道頓堀)で開かれた「ソーゾーシ―」という落語会に行ってきました。若手新作派のユニットで、メンバーは、春風亭昇々(昇太)、瀧川鯉八(鯉昇)、立川吉笑(談笑)、玉川大福(福太郎)の4名。(カッコ内は師匠方) 全員二つ目ですが、これが…

OSKの楽曲について【備忘録】

今回は、私自身の備忘録で、すいません。 2012年10月、大阪・なんばのカフェで蓄音機コンサートに参加しました。テーマは、OSK日本歌劇団の楽曲について。その際の記録です。 コンサートの主催者いわく、以前出した松竹歌劇団のCDには、OSKの曲が2曲しかなか…

「圏外編集者」という生き方

先日、関西ライターズリビングに行ってきました。 この会は、ライターや編集者などライティングに携わる著名人を招いて、その仕事術をうかがう会です。9月のゲストは、編集者・ライターの都築響一さん。「圏外編集者」というタイトルがふさわしい、まさに異…

ストレスを受け流す方法

最近、ある編集部からメールが届いた。その文面を見た瞬間、「ざけんなよ〜!」と怒鳴ってしまった。自分の言い分だけ書き連ねて、他者への配慮がない。文章がヘタ過ぎて何が言いたいのかわからない。この程度の技量で編集者をやっているのか、とイライラし…

柳家喬太郎なにわ独演会

柳家喬太郎なにわ独演会に行ってきました。500席のドーンセンター(大阪・天満橋)が昼夜とも即日完売という大盛況。 喬太郎師匠は、「親子酒」「稲葉さんの大冒険」「心眼」の3席を口演。いずれも喬太郎の高座で聴くのは初めての演目ばかりでした。 「親子…

ネーミングライツ問題

大阪市立中央図書館が、ネーミングライツで「辰巳商会中央図書館」になるという。 図書館のような文化施設に民間の名前を付ける。その精神に唖然とするしかない。しかも、年額わずか200万円。こんな些細な金額で名前を売り飛ばすとは、大阪市はそんなに財政…

活字でしか伝えられないもの

先日、「関西ライターズリビング」というトークライブに行ってきました毎回、作家やライター、編集者など文筆にまつわるゲストを招いて、仕事術を聞く会です。 今回のゲストは、小説家の塩田武士さん。 塩田さんといえば、グリコ森永事件をモチーフにした『…

『なるべく働きたくない人のためのお金の話』

大原扁理さんの『なるべく働きたくない人のためのお金の話』(百万年書房)を読みました。 大原さんは1985年生まれの33歳。高校時代に引きこもりを体験し、卒業後に上京。家賃7万円のシェアハウスに住み、アルバイトを始めたものの、がんばって働いても貯金…

ゆるすまち、ゆるされるまち

4月から6月まで、プロライター道場という勉強会に通いました。その修了課題として大阪の西成にある「釜ヶ崎芸術大学」を取材して記事にしました。 ダイヤモンド・オンラインに掲載されているのは短縮版でして、こちらが完全版になります。お時間がありまし…

詩と死

釜ヶ崎芸術大学の詩の講座に参加しました。8月は特別編として「應典院」(大阪・天王寺区)の墓地で開催。夜は入れない場所ですが、住職の計らいで特別に入ることができました。 ビルに囲まれながら、そこだけは真っ暗な墓地。死者と生者をつなぐ不思議な空…

美智子さまと新美南吉

いま、新美南吉の詩を読んでいる。 新美南吉といえば『ごん狐』や『手袋を買いに』で知られる童話作家だが、詩も書いていたことを、最近になって知る。 きっかけは、4月に放送されたNHK「運命 天皇の物語」第4話「皇后 美智子さま」 美智子さまは、幼少のみ…

神田松之丞の陰

先日、神田松之丞の独演会に行ってきた。定員1300人のホールが即日完売するほどの人気。友人がレアチケットを取ってくれたので、初めて生で聴くことができた。 「源平盛衰記 扇の的」 「万両婿(小間物屋政談)」 「中村仲蔵」 軍紀もの、滑稽もの、大作人情…

カキフライ理論

4月から「プロライター道場」という勉強会に通っている。そこで「カキフライ理論」で自己紹介文を書け、という課題が出た。 カキフライ理論? なんじゃそりゃ? 調べてみたら、村上春樹さんの言葉だった。村上さんに「自己紹介が書けない」という質問をした…

月曜断食

「月曜断食」を始めて1週間。昨日、2度目の断食日をクリアしました。 月曜断食とは― ・週1日は、何も食べない(水を1.5リットル程度飲む) ・週4日は、野菜など体に良い物を食べる ・残り2日は、何を食べても自由(ただし量は控えめに) ■よかった点 ・料…

割り勘問題

先日、友人たちと落語会に出かけた。 観客の中に知った顔がいた。以前お世話になった「先生」である。 終演後、飲もうという流れになり、友人が「先生もいかがですか?」と誘った。 これが運のつきだった。 タクシーに乗り込んで、近くの料理屋へ。 友人がビ…

敗戦国の皇太子

www.nhk.or.jp 録画で見たNHK「天皇 運命の物語 第1話 敗戦国の皇太子」がすこぶる面白かった。 父の昭和天皇に比べて(といっては大変失礼だが)どこか影の薄い印象の今上天皇。しかし、非常にドラマチックな人生を歩んでこられたと知る。 昭和8年の出生時…

行動(doing)と存在(being)

『ひきこもりでいいみたい 〜私と彼らのものがたり』 最近読んで深く共感した一冊。 著者の芦沢茂喜さんは、山梨県中北保健福祉事務所に勤務するソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士)。数多くのひきこもりの人たちと接した体験を通して得た「具…

文章は素材が9割

ノンフィクションやビジネス書を読んでいると、「この本、わかりやすいなぁ」と思うことがある。奥付けを見ると、構成「上阪徹」と記されていることが多い。 そんな上阪さんが、自分の文章術を披露した『10倍速く書ける超スピード文章術』。これがすこぶる面…

階段を駆け上がれ

ブログを始めたのは、2002年だった。当時通っていた「編集・ライター講座」で「毎日、文章を書く」という課題が出たのがきっかけだった。その頃は、まだ気軽に使えるブログシステムがなく、「さるさる日記」でスタートした。 受講生全員が日記を書き、それを…

デジタルデトックス

2月19日の「クローズアップ現代+」で、スマホが「脳過労」の原因になっていると追究していた。 スマホに依存するあまり、もの忘れが激しくなり、判断力や意欲も低下するそうだ。東北大学の調査によると、スマホを使う時間が長い子どもの大脳に発達の遅れが…