スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

落語

大阪落語祭「立春大吉寄席」

かなり時間が経ってしまいましたが(汗)2月3日、大阪落語祭「立春大吉寄席」に行ってきました。会場は、心斎橋PARCOのスペース14。 大阪落語祭は、総勢300名近い上方落語家が、大阪府の様々な場所で繰り広げるイベントで、今年で3回目になります。 「平林…

古典アフター「大なごやらくご祭」

あけましておめでとうございます。昨年はあまり更新できず、忸怩たる思いでした。今年はそのようなことがないよう、頻繁に更新したいと決意しています。 昨年のことになりますが、記録のために書いておきます。 毎年恒例の「大なごやらくご祭」(名古屋市公…

挑戦する人 大名古屋らくご祭2021

今更ですが、昨年のクリスマスイブの話で失礼します。 毎年恒例の「大名古屋らくご祭」(名古屋市民会館)へ馳せ参じました。 昨年11月に、新作落語の先駆者である三遊亭円丈師匠が、残念ながら他界されました。出演メンバーは、白鳥さんを除いて、別の師匠…

愛嬌と軽み 春風亭一之輔落語会

先日、春風亭一之輔さんの落語会(大阪・道頓堀)へ行ってきました。NHKの「超入門!落語 THE MOVIE」や「落語ディバー!」などのテレビで何度か聴いたことがありましたが、生の高座は初めて。見た目がコワモテなので(失礼)、無骨で怖い方だと思っていたん…

毎年恒例 「猫の日落語会」

2022 年2月22日は、スーパー猫の日。ということで、恒例の「猫の日落語会」(大阪・繁昌亭)へ行ってきました。 猫好きの上方芸人さんが集まり、落語、講談、コント、紙切り、芝居など趣向を凝らした高座で、大いに笑わせてくれました。 入り口では、黒猫の…

「ソーゾーシー」は騒々しい

「ソーゾーシー」の公演(大阪・道頓堀ZAZA)を見てきました。不思議な名前ですが、ソーゾーシーは、若手噺家4人によるユニットでして、いずれも新作派ばかり。一昨年、初めて聴いたのですが、そのバカバカしさ(ほめ言葉)に強烈にひかれ、またまた馳せ参…

ヅカメンズ(天満天神繁盛亭)

7月5日(月)「ヅカメンズ」という落語会(大阪・天満天神繁盛亭)に行ってきました。風変わりな名前ですが、宝塚ファンの噺家さんの公演です。東京の立川らく次さん、上方の笑福亭生寿さんが定期的に開いており、今回は、ゲストに林家花丸師匠を迎えての…

猫の日落語会(天満天神繁昌亭)

昔から、来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、過去の話をすると、鬼が呆れるんでしょうか? てな枕を振って、またしても過ぎた日の話題です。 2月22日。にゃんにゃんにゃんの日。(2021年ですよ、念のため)ということで「猫の日落語会」(天満天神繁昌亭…

大名古屋らくご祭2020(名古屋市民会館)

またしても昨年の話題。しかも毎度おなじみの落語ネタで失礼いたします。 2020年12月24日といえばクリスマスイブ。 にも関わらず「大名古屋らくご祭2020」(名古屋市民会館)へ行ってきました。毎年恒例になっているSWA (創作話芸アソシエーション)のメン…

大阪落語祭(大阪松竹座)

今年になってブログの更新がすっかりご無沙汰になっています。これではイカン!と猛反省。週に1回、いや、それ以上更新していこうと決意しました。 書きたいネタはたくさんあるのですが、時間がない。そんな言い訳は、かっこ悪すぎますね。なので、がんばり…

巨人大鵬玉川太福4

前回に続いて、今日も4ヶ月前のことです。(もっと早く書きましょう・汗) 新型コロナウイルスがニュースを騒がせ始めた3月11日。大阪・道頓堀の小ホール「ZAZAポケット」へ浪曲師・玉川太福さんの独演会を聴きに行きました。 太福さんは、いま人気上昇中に…

「錦木検校」聴きくらべ

落語ネタが続いて恐縮ですが、今回も懲りずに。 先日、笑福亭鶴瓶さんの独演会に行ってきました。悪天候にもかかわらず、人気者とあって会場の森ノ宮ホールは満員御礼。 冒頭、洋服姿で立ったまま、30分のトーク。次から次へとネタが飛び出す圧巻のしゃべり…

「ソーゾーシ―」に驚いた

ZAZA(大阪・道頓堀)で開かれた「ソーゾーシ―」という落語会に行ってきました。若手新作派のユニットで、メンバーは、春風亭昇々(昇太)、瀧川鯉八(鯉昇)、立川吉笑(談笑)、玉川大福(福太郎)の4名。(カッコ内は師匠方) 全員二つ目ですが、これが…

柳家喬太郎なにわ独演会

柳家喬太郎なにわ独演会に行ってきました。500席のドーンセンター(大阪・天満橋)が昼夜とも即日完売という大盛況。 喬太郎師匠は、「親子酒」「稲葉さんの大冒険」「心眼」の3席を口演。いずれも喬太郎の高座で聴くのは初めての演目ばかりでした。 「親子…

桃色演芸ホール

いやあ、おもしろかった。ひさしぶりに心も身体がゆるゆる〜になった感じ。いい芸ってのは身体に効く。そう実感。姉様キングス、ちょっとクセになりそうです。(詳細はのちほど)

立川談志、年内休養

立川談志が、年内いっぱい休養することを発表した。公式サイトによると「8月下旬に医師の診察を受けたところ、『糖尿病により約3ヶ月の外来治療、入院治療、および自宅治療を要する』と診断されました。協議の結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、9月…

桂枝雀生誕七十年記念落語会

お盆だというのに墓参りにも行かず、早朝から名古屋へ。桂枝雀生誕七十年記念落語会(名古屋・中日劇場)へ行ってきた。

盆の悩み

8月15日のことで悩んでいる。いや、先祖供養でも戦争問題でもなく、わたしの場合、遊興問題です。あ、石投げないで(笑)

ご無沙汰してます

談春の落語を聴いていない。もう一年近くも。 手帳によると、最後に聴いたのが、去年の5月24日。喬太郎と競演するというので、雨の中、片道2時間かけて出かけた岐阜県・各務原での落語会。談春は「寝床」、喬太郎は「ちりとてちん」、両名とも抱腹絶倒の高座…

楽で聴く喬太郎(2)

「カマ手本忠臣蔵」を終え、中入りへ。あけて後半、やや抑えめにはじめたのが、三道楽のマクラ。呑む、打つ、買う。江戸の男の遊びとくれば、あとに続くのは…… 「文七元結」 師走だし、記念の会だし、もしや…という期待はあったんですが、フルバージョンの「…

楽で聴く喬太郎(1)

今年最後の落語会へ行く。 「喬太郎のラクゴ新世界」その10 名古屋・中村区の和食処「楽」で開かれてきたこの会も、本日が10回目。来月末で「楽」が閉店してしまうこともあり、会場は超満員。師走だというのに冷房が要るほどの熱気。なかには東京から駆け付…

下町の聖域

「楽」が来年の一月末で閉店! 私にとっては某社崩落よりも強烈なニュースが飛び込んできた。 「楽」は名古屋の中村区にある和食処。二階に座敷があり、そこで頻繁に落語会が開かれている。立派な舞台があり、定員七十人という小空間なのでマイクは無し。ゆ…

もうひとりの住人

昨日の桂吉弥独演会。この会には、吉弥師のほかに二名の噺家が出演した。上方の桂まん我、桂佐ん吉の両名。略歴を見ると、まん我が入門九年目、佐ん吉が七年目なので、東京でいえば二ツ目クラスか。ふたりとも明るく堂々たる高座だった。 とりわけ、まん我さ…

落語国の若き住人

桂吉弥独演会(名古屋・中電ホール)へ行ってきた。 大河ドラマ『新撰組!』、朝ドラ『ちりとてちん』で一躍人気者になった人だけに、キャパ440人の中電ホールがあっさりと完売御礼。このところ名古屋の落語会は、どこも盛況だ。今日も新しいお客さんが多い…

春風駘蕩

夜半もコートなしで歩ける陽気となった。心をほころばせ、栄の中電ホールへ向かう。立川談春独演会。初の随筆集『赤めだか』の出版を記念した全国ツアー。 雑誌『en-taxi』の連載時、目黒孝二に「あらゆる雑誌の中で、いまいちばんおもしろい」と激賞された…

丁々発止

昨日のつづきです。談春独演会。 中入り後、羽織なしの臨戦モードで登場した談春師。枕もそこそこに噺へ入っていく。 「おまえさん、起きておくれよ」 師走の人情噺「芝浜」だ。落語好きならば、当然喜ぶべきセレクトだけれど、私はどうも、この長講が苦手。…

鄙の楽しみ

きょうから師走。個人的には本年最後の落語会になるであろう立川談春独演会へ向かう。 数えてみれば、今年5回目の談春。本当は、まだ聴いたことのない、東西数多の若手の会に行きたいのだけれど、いかせん、時間と費用に限りのある身。結局はコスト・パフォ…

眩しき瑠璃色

重病疑惑で悶々とした日々を送った結果、かなり長い間、ライブと名のつくものへ参じてないことに気がつく。数えてみれば70日間、栄養なしの生活でした。 で、本日、ようやく地上へ復帰。久々に劇場へ足を踏み入れ、高揚した客席の空気にふれると、あぁ、生き…

水辺にある幸福

大阪2日目。昨夜の余韻に浸りながら中之島から天満へ。眩い日射しを浴びつつ、大阪の夏を楽しむ。 本日のお目当ては、天満天神繁昌亭。去年9月の誕生以来、行きたい行きたいと願いつつ、今日まで叶わなかった念願の場所。ようやく馳せ参じることができました…

上方に絡めとられる

台風4号の帝都通過もなんのその。本日もどっぷりと落語漬け。いやぁ、聴いたね。聴き倒したね。 ■時事通信ホール 笑福亭風喬「平の陰」 桂雀松「片棒」 古今亭志ん輔「お直し」 林家市楼「青空散髪」 桂米左「本能寺」 桂枝三郎「月宮殿」 桂米二「ろくろ首…