「ソーゾーシー」は騒々しい
「ソーゾーシー」の公演(大阪・道頓堀ZAZA)を見てきました。
不思議な名前ですが、ソーゾーシーは、若手噺家4人によるユニットでして、いずれも新作派ばかり。一昨年、初めて聴いたのですが、そのバカバカしさ(ほめ言葉)に強烈にひかれ、またまた馳せ参じた次第で。
メンバーは
瀧川鯉八(瀧川鯉昇)
立川吉笑(立川談笑)
玉川太福(唯一、浪曲師です)
春風亭昇々(春風亭昇太)
※カッコ内は師匠の面々(なぜか鯉八さんだけ、師匠が本格古典派)
演目を記しておきたいのですが、分からず仕舞いでして。
(終演後の掲示がなかった‥‥)
4人ともネタおろしだそうで、爆笑モノがあれば、
未完成な噺もあるというカオス状態が、なかなかよかったです。
私は、太福さんの新作浪曲のファンなのですが、
今回は、国際的な羊の毛刈り選手権に人生を賭ける師弟の噺という、
実にわけがわからない、熱気あふれる一席で笑わせてくれました。
吉笑さん、実は関西出身らしく、上方言葉での新作。
船馬を舞台にした噺で、なかなか堂に入っておりました。
トリの昇々さんは、師匠・昇太ワールドをはるかに凌駕したか
シュールすぎる人情噺(なのか?)で締めてくれました。