「七味五悦三会」の後編、「五悦、三会」を記しておきます。
■五悦
●春風亭一之輔落語(3月4日・道頓堀ZAZA)
多方面で人気の一之輔さん。初めて生で聴くことができた会です。
NHKの「超入門!落語 THE MOVIE」や「落語ディバー!」でしか知らなかったのですが、高座では、愛嬌のある噺家さんでした。古典落語を実に軽やかに演じており、古典の凄さを改めて実感させられました。
サービス精神にも感服。
●昭和山ハイキング(5月7日)
大阪八低山の一つ「昭和山」(大阪・大正区)へ友人と登ってきました。
「山」といっても標高33メートル。5分で登れます(笑)
天気がよく、山頂からは大阪湾の眺めが素晴らしかった。
ブログには書いていませんが、登山後、大正区名物の渡し船にも乗り、
なんとも気持ちよかったことを覚えています。
●花詩歌タカラヅカ「王家に捧ぐ歌」(5月30日・天満天神繁昌亭)
毎年恒例の花詩歌タカラヅカ公演。
宝塚ファンの噺家、芸人が一堂に介して、本家そっくりの舞台を繰り広げるという公演です。2022年は「王家に捧ぐ歌」。オペラ「アイーダ」で有名な作品ですが、エジプトとエチオピア、2つの国に引き裂かれた男女の悲恋物語です。
わずか2日間の公演に、忙しい合間を縫って稽古に励む芸人さんの熱意に、いつも感動しています。
寛美さんの十八番「大阪ぎらい物語」を娘の直美さんが見事に演じました。
元は男役の阿呆ぼんを、娘役に置き換えての脚本でしたが、
それがうまくハマり、名演になったと感じました。
●大なごやらくご祭(12月23日・名古屋市公会堂)
こちらも毎年恒例の落語祭。
東西の人気噺家が名古屋に集まる4日間。
SWA(創作話芸アソシエーション)の回を見たのですが、今年のテーマは「個展アフター」有名な古典落語の「その後」を創作して口演してくれました。
■三会
2022年は出会いそのものが少なく(コロナのせいです・哀)
残念ながら「二会」となりました。
お名前は明記しませんが、御二方ともトークライブに登壇されていたベテランのノンフィクション・ライターです。
その生き方にも共感したのですが、印象に残った一節があります。
書く原動力は、「書きたい」ではなく「変えたい」。
現状をより良い方向へと変えたい「思い」が取材や執筆の根源にある。
だから書けるのだ、と。
この言葉、座右の銘となりました。