大名古屋らくご祭2020(名古屋市民会館)
またしても昨年の話題。しかも毎度おなじみの落語ネタで失礼いたします。
2020年12月24日といえばクリスマスイブ。
にも関わらず「大名古屋らくご祭2020」(名古屋市民会館)へ行ってきました。毎年恒例になっているSWA (創作話芸アソシエーション)のメンバー4人による新作落語の会です。例年は、4人がそれぞれのネタを口演するのですが、今回は趣向が変わっていまして。
柳家喬太郎「八月下旬」
春風亭昇太「心をこめて」
林家彦いち「泣いたチビ玉」
三遊亭白鳥「奥山病院奇譚」
実はこの会には、「ブレンドストーリー」というサブタイトルが付いていたのです。4つのネタが1つのストーリーになっていた、という妙技。なかなか高度なワザです。
4人ともまったく違う個性の持ち主ですが、見事につながっていて、改めてSWAの実力に脱帽でした。
再結成したSWAは、2020年、全国ツアーを予定していたそうです。しかしコロナのせいで中止に追い込まれ、ようやく舞台に立てたのが、この会だったと。初日にして千秋楽、と自虐ネタで会場を沸かせていました。
今年はコロナの影響で、各地で落語会が中止になり、落語を聴く機会がめっきり減りましましたが、最後の最後にうれしい出会いでした。