スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

夏はキリヤン

bluesnake2008-07-04



友人宅でホーム・パーティ。久しぶりに仕事の絡まない飲み会とあって、お酒の美味しいこと。食卓にのぼったのは、稚鮎、蛸、満願寺唐辛子、ハス芋、佐藤錦(サクランボ)など夏の美味ばかり。もちろん、すべて国産。たっぷりいただいて、一ヶ月ぶりに人間らしい気分を味わう。


今夜の飲み会は、この春、宝塚へ旅したメンバーが中心。ゆえに、タカラヅカの思い出話に花が咲く。次回の日程をどうするか(すでに定例化)という話題に突入したところで、メンバーのB嬢が語気を強めた。


「いま、見るなら月組だそうよ」
「そうか、月組ね」


グラス片手に、速攻でネット検索するK氏。公演予定を調べ、次回は月組の「源氏物語千年紀〜夢の浮橋]」ということで決定。うーむ、遊びとなると、なんてスピーディなの、私たち。


いやいや、月組。本当にいいんですよ。このところ、タカラヅカの映像を心のオアシスとばかりに見まくってきた私が、その技芸に惚れ込んだのが、月組の男役・霧矢大夢(きりやひろむ)


歌は、ブロードウェイの舞台でも通用しそうなほどの声量と音域を誇り、表現力豊か。ダンスは、小柄ながら、キレがあってエネルギッシュ。そして、芝居がうまいのなんの。


これは、ぜひナマで観なくちゃ、と心を動かされたのが先月のこと。公演予定を調べると、ちょうど東京で「ミー・アンド・マイガール」に出演中。が、超人気演目とあって、チケットは完売。(当日券には徹夜組も出たらしい)


しかし、天は我を見捨てなかった。なんと、8月に博多で公演があるじゃない。しかも、霧矢大夢が主役のビルを演じるという。速攻でチケットを買っちまいましたね。


ははは、博多です。九州です。しかも、お盆の真ん中。超割も早割もナシ。新幹線は帰省ラッシュのピーク。どうやって行くんだよ、自分!……とまぁ、ビミョーに壊れつつある私ですが、それほどまでに、キリヤンが舞台人としての魅力をもっていることは確かです。


ちなみに、こちらは、9年前の新人公演の映像。新人の域を凌駕した迫力のステージ。そのパワーに圧倒されます。


聞けば、B嬢の友人(男性)もキリヤンの大ファンだとか。お目が高い。これ以上書くと本格的に壊れそうなので、キリヤンのことは、また改めて。


そんなこんなで、盛夏のひとり博多観劇ツアー(笑)を心の支えに、夏のヤマ場を乗り切るぞ、と決意するのでありました。