素晴らしき断酒生活
作家の鈴木輝一郎氏が断酒を実行中だ。ご本人がウェブサイトで報告されているんですが、現在、断酒期間の記録を更新中とのこと。アルコール依存症の専門外来へ通い、断酒会にも参加し、がんばってらっしゃる。
鈴木氏の決意を見て、お母様も長年愛飲していた養命酒をひそかに断っていたという。なんという母の慈愛。養命酒ってところが泣けますよね。お母様のためにも、ぜひ初志貫徹を！ 応援しております。
かくいう私も、このところアルコールとは無縁の生活を送っている。理由は明白で、すべては「遠征」のためだ（笑）。OSKや宝塚を見るようになって、東京だ、大阪だ、宝塚だ、博多だ、京都だ、武生だ、と通うようになったら、支出はハンパじゃないです（大変なのはチケット代より、むしろ交通費）。で、当然のごとく緊縮財政となり、飲み代を捻出する余裕も皆無。というわけで、余儀なく禁酒生活に突入したというわけなんですね。
打ち合わせのあと、その場の流れで飲み会へ……というシチュエーションは、速攻で退散。仕事絡みの宴席もすべてパス。自宅の台所にあるのは「みりん」だけ。質素なノンアルコール生活を送っております。こうなると、つきあいの悪いヤツ、なんて後ろ指さされ、仕事に影響が出るかな、と一抹の不安はあったのだけど、いまのところなーんの影響もございません。二日酔いで貴重な時間をムダにすることもなくなり、何より身体が軽くなった。
「断酒」ではないので、ときには友人と飲みにいくこともあるんですが、その席で、まぁ、お酒が美味しく思えること。今まで、いかに惰性で飲んでいたことか。痛感しましたね。禁酒生活を始めて、逆に酒を「味わえる」ようになったかもしれない。
