スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

太郎と次郎


いやー、めでたい、麻生太郎の総理就任。


なんたって、宮沢喜一以来の「童顔」総理の誕生だ。この国の行く末は置いといて、童顔ウォッチャーとしては、まことに慶賀すべき記念日である。


さっそく記者会見をチェック。


麻生さん、もうすぐ七十歳とは思えないベビー・フェイス。かなりガタがきているとはいえ、丸顔(やや瓜実)、小鼻、チョボ口(への字)の童顔三点セットは健在だ。特筆すべきは、みごとな「なで肩」流れるようなラインを見るたびに、この人には、ぜひ和服で登壇してほしいと思う。ただし、袴を付けると七五三になるので、渋い結城紬の長着あたりで。


完璧な童顔アイテムを誇りながらも、声は一転、場外馬券売り場のベテラン予想屋もかくやというダミ声。本日は一層のドスをきかせて、野趣も満点。この顔と声のアンバランスさが、また、童顔好きにたまらないものなんですが(笑)


麻生太郎といえば、この春に観た宝塚の舞台「黎明の風」に「麻生さん」が登場していたことを思い出す。「黎明〜」は、白洲次郎が主役の、日本戦後復興史とでもいうべき作品。吉田茂の長女・和子が麻生家へ嫁ぐことが決まり、それを白洲次郎が祝うシーンで、こんな会話が交わされるんですね。

白洲「男の子が生まれたら、タロウだ。麻生太郎だ」
(会場、ビミョーに受ける)
吉田「(苦々しく)平凡な名前だな」


この舞台、いま上演していたら、話題になったかも。少なくとも、会場の笑いは、もっと大きくなっただろうと。