スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

歌舞伎

雪月花の思い出

まもなく4月なのに冷え込んでいる。天気予報によると、明日の大阪は雪の可能性もあるそうだ。ということは、桜の開花も遅れ、「春のおどり」中日あたりに満開になる? 松竹座で「桜咲く国」に浮かれて、それから満開の夜桜を観にいくってことも可能なわけだ…

中村京由さん

一昨日のブログに書いた「美形の女形」、その正体がわかった。 中村京由(きょうゆき)さん。 中村芝雀丈のお弟子さん。国立劇場の歌舞伎俳優養成所を経て、平成19年4月に入門。現在3年目という若手。忙しいのに調べてくださったワシャさん、本当にありがと…

気になる美形

友人ワシャさんの日記を読んで、興奮。 ワシャさん、名古屋・御園座で上演中の『雷神不動北山櫻』を観た折、美しい女形を見つけたそうだ。その美しさたるや「生半可な奇麗さではなかった」とか。歌舞伎観劇歴ウン十年の見巧者であるワシャさんをして「クラッ…

立ち向かう者が生き残る

劇団四季がチケット代を「値下げ」する。 発表によれば、S席1万1500円→9800円に。A席9450円→8000円になるそうだ。他の席種もすべて値下げに踏み切るという。値下げ分は劇団四季の「前期経常利益の40%に相当する」そうで、一時的にはかなりの痛手になるだろ…

木の霊力

久方ぶりの歌舞伎見物。岐阜県・瑞浪の「相生座」という芝居小屋へ。 地歌舞伎が盛んな東濃地方には、昔ながらの芝居小屋がたくさん残っているんですが、相生座もその流れを汲む遺構。そこへ大歌舞伎がやってくる。しかも座頭は、市川亀治郎。というわけで、…

青年は静かに狂う

久方ぶりに大阪へ。花の浪花の松竹座。恒例の夏芝居である。 大阪の劇場の特長は、なんといっても客席の熱っぽさだ。東京の歌舞伎座には、どんな演目がかかろうとも、どこか芸術鑑賞という空気があるけれど、大阪は徹頭徹尾、娯楽。それゆえ、お客さんは厳し…