スルメ日記

ライターのユッキィ吉田が「ゆるい日常」を綴っております。

放課後の快感

bluesnake2009-03-06



先週末からハードな仕事が続いていた。気合いで乗り切って、ようやくの休日、宝塚大劇場へ。開演前、花のみちのロッテリアで、ひと息。ここの2階は窓から大劇場が見渡せて、なかなかのロケーション。平日は、さほど混まないので、結構気に入っている。


熱いコーヒーを一口飲む。ゆるゆると身体がほぐれていく。オンからオフへの解放感。気持ちいい。


長年の習慣というほどでもないんですが、観劇日は、1時間前には劇場界隈へ行くことにしている。そして、近くの静かな喫茶店で映画や芝居関係の古書を読む。今から始まる舞台へのワクワク感を胸に、気に入った本のページをめくる。これほど楽しい時間はない。


この幸福感は、小学校時代を思い出させてくれる。一週間を終えた土曜の昼。あとはもう楽しいことばかり、という解放感だ。


土曜の昼下がり、家へ帰ったら、まずごはん。かあちゃんが作るお好み焼きや鍋焼きうどんを食べて、テレビの吉本新喜劇で大笑い。続いて「ちょっと大人」の松竹新喜劇も見る。こちらはホロリ。で、友だちの家へダッシュ。ひとしきり遊んだら、帰りに駄菓子屋へよって、プチ散財。夜はお待ちかねのドリフターズ。あとは寝床に入って心ゆくまで漫画を読みふける。夜更かしOK。なんたって明日は日曜、早起き無用。あぁ、シアワセ。そんな土曜の、ゆるゆるとした気分。


この幸福感を追体験するために、私はいくつになっても劇場通いをしているのかもしれない。