熱い夏ふたたび
OSKの南座公演『レビュー・in・KYOTO 3』
内容が南座のサイトにアップされた。前半が和物、後半が洋物、両者ともレビュー。レビュー尽くしという、スカッと明瞭なラインナップが良い。
第1部
桃井 文 作/西川箕乃助 演出・振付
さくら颱風 真夏の京も桜満開
江戸時代から現在まで、日本各地に受け継がれている、昔懐かしい夏の風景を、OSKが時に美しく、時にコミカルに、多彩な魅力を皆様にお届けする、さくら颱風(さくらたいふーん)。絢爛豪華に咲き誇る桜の花びらが今、真夏の京に美しい嵐となって舞い踊ります!
第2部
吉峯 暁子 作・演出
Dreams come true!
レビュー『Dreams Come True!』…“夢”をテーマに、OSKならではのパワフルで幻想的なステージが繰り広げられます。プロローグからフィナーレまでのひととき、素敵な夢をご覧ください。
第1部は、「日本の夏」がテーマ。OSKは何より夏が似合う劇団だと思うので、これはうれしい。イキでイナセで陽気で元気。いったいどこまで熱いの!? と客席で悶絶するようなパッショネイトな作品を期待。
松竹系の舞台で「日本の夏」とくれば「本水」。使ってほしいなあ。流れ落ちる大滝をバックに、桜花昇ぼるの勇壮な殺陣。ラストは滝に身を投じての大立ち回り。水もしたたるイイ男。ううう、観たい。南座は、本水演出の舞台機構を備えているし(今月上演中の歌舞伎『小笠原騒動』でも本水が使われております)、熟練スタッフもいるわけだし、ぜひぜひ。
第2部は、作・演出が吉峯暁子氏。吉峯先生は、長らくOSKの作品を手がけてきた方だそうだ。タイトルから内容は推察できないが、ブログによると、振付に、はやみ甲氏を起用されている様子。はやみ先生も、実は私がナマで観たい観たいと切望していた一人。テクニカルでスタイリッシュで、とにかくカッコイイ踊りを作る方と聞いている。
開幕まで7週間、一気に楽しくなってきた。